2008年4月29日(月)

最近益子が急騰。おされ益子でなしに、民藝の益子。むかし好きではなかった益子。しかしばあちゃんがやってるような誰も入ってない器屋の棚の下でほこりにまみれた皿がすばらしくいい。そこであらためむしかえす柳さんの民藝理論に感じ入ること多々。“益子の土は決してよい土ではありません。二流の土です。この二流の土を使って、一流の作品を作り上げていくのが、浜田庄司先生のお考えでした。そして、そのとおりにされたわけで、私たち益子に生きる者は、先生のこの思想をうけつぎ、さらに発展させていかなくてはならないと思いつづけているわけです”−「益子の土に生きる」/須藤武雄ってしびれるじゃん。自分の仕事もこういうかんじでいきたいのです。

トボ yoichi

2008年4月28日(日)

庭のスナックエンドウは闇雲にのびるのだし、一生懸命支柱にくくってもそれに絡んでくるわけでもなし。そんなときは人様の畑を見にいけばよい。てきとうにそこらを走れば、車窓の畑に次々と、スナックエンドウ、ひもで囲うようにするらしい。学ぶとこが多々、田舎の暮らし。

トボ yoichi

2008年4月26日(土)

2ヶ月前の目標設定 → 目標達成 → お祝い&トボの門出記念品を買いに益子へ。
偶然、陶器市の初日だったので、あちこちフラフラ → 掘り出し物ザクザク。

すんばらしい益子焼の名品をいくつか買って、久しぶりに「あぁ・・・大人になって良かった〜」と思いました。 特に2ヶ月前から狙っていた島岡達三さんの三角形のキュートな瓶を手に入れた時といったら!! それで花を生けるのは、あぁぁぁ、楽しみ。

帰宅後、晩ごはんを食べて眠くなったようさんが小さな声で一言。
「買ってきた陶の横で寝たい…。むにゃむにゃ」。
そのままゴロンと横になる姿に、グローブを抱えて寝たコトがあると言っていた子供のようさんと重ねながら、かなり笑わせてもらいました。変な人。

トボ tomoko

2008年4月24日(木)

約4週間もの間、シモジマで買ったクラッカーをポケットに隠し持っていたのだけど、ようやく今日パーン☆と鳴らせました。 街中で、ポケットの中で破裂したらどうしよう・・・危険物所持者として連行されたら・・・などと何度ドキドキしたことか。

とにかく祝。めでたい!猫のみちも、はじけたクラッカーのひらひらで遊んでます。

トボ tomoko

2008年4月20日(日)

あさからこども実験教室。

ともさんも手伝いによんだらあるいてきた。

おもってたより、ぜんぜん、素直、こども。

だいせいきょうで、ねらいどーりのよい反応に、我々チーム喜ぶ。

何人か、何年か後に、今日の虹とbraggの回折則をかさねるだろうか。皆良い仕事した。

トボ yoichi

2008年4月19日(土)

曇り空の、朝からそういう気分だったから、一日太宰を携行して、電車に乗ったりうつわ屋を覗いたり、無料送迎バスで銭湯にいったりとする。太宰は、憧れないにせよ、上手だし、たまに”あの”雰囲気にとじこもるため、読んでしまう。「新樹(しんじゅ)の言葉」もその類の短編だ。クッセツしてると、テンネンがまぶしいもので、森高を聞く男どもの真相、あーバカバカ。うつわやさんで正しい吹きがらすのコップを購入、中古レコード屋で灰野啓二を思案してやめ、正しい銭湯に小一時間つかり、よるは正しいおそばをつくって食べた、よかった。

トボ yoichi

2008年4月14日(月)

おもいおこせば久しぶりによいカフェだった。自分は人間が小さいのと辺境に起居しているため、外食屋をほめることがものすごく少ない。しかし昨日はほめちぎりたくなる御食事をいただいた。どんな味かというと、30代後半もしくは40代前半の細くて非常にきれいなおねえさんにあまやかしてもらっていて、そうかとおもうと理路整然とした意見をもらったり、そうしているときでもスカートの裾の模様やらブローチか何かにカワイさがみえかくれしたり、そうかと思うと台所の後姿はオトナラインであったり、かえりぎわにハンカチをもたせてもらったり・・という物語的な味のすばらしいランチだった、というと妻はあきれかえっている。

トボ yoichi

2008年4月13日(日)

宮島達男展、久しぶりに良いモノを見た。視点がぐわっとマクロに広がる、それはモノゴトを単純化してきぶんがいいってだけじゃなくて、なんというか、うれしいにちかいようなとてもシアワセな気分になれる。研究やら、会社とかでも、そういうものじゃないといけんのだ。突き詰めるほど殺伐としてくるようではその偏屈な彫り方に重大なまちがいがあるのだろうから、想像力はいつでもバキバキに働かせてないといけません、とかこの辺までばあっと思い浮かべさせてくれるは、無機的なデジタルカウンターの集積、ともさんの感想は一言、「てんさいだ!」と、「HOTO」って作品はすげー。

トボ yoichi

2008年4月13日(日)

運動不足解消のためキャッチボールをしに空き地に向かうと、 びゃぁーーー!!と走っていくキジ♀。 「なに、今の?!」と目をまるくしつつも気を取り直して前を向くと、今度はぶわぁぁーーーー!!と猛ダッシュのキジ♂。家から徒歩10秒の場所に、あれほど立派なキジがいたことは驚きだけど、あのキジ♀とキジ♂の逃げ方は尋常でなかった。まるでロードランナーBEEP!BEEP!

トボ tomoko

2008年4月6日(日)

家を建てる計画中の姉夫婦。

そんな2人を見ながら、自分がこれまですごした家たちを思い出しています。一番好きだったのは、それほど広くない敷地ながらも、庭にはいくつかの果実の木と草花があふれ、チャボを放し飼いしていた(小屋は父のお手製)、赤い屋根の白い家。一番父と母の夢がつまった家であり、「手」が感じられる場所だった気がします。

こまかい希望をあげたらきりのない家づくりだけど、家族を包む器はなるべくシンプルで寛容であればいいなあと思います。主役は人だもの!

トボ tomoko

2008年4月3日(木)

冬にてきとうにまいておいた庭のほうれん草が食い放題である。

春の庭はみていてあきないので、目に付くものを書いてみる。水仙はもう何週間かさいている、チュウリップは15cmほどにでた、カブのあまったのをうめといたやつには菜の花みたいなのが咲いた、ほうれん草と同時にまいといたスナックエンドウも勝手に育っているし、その横水菜も出た、花桃は7分咲き華やか、夏椿にも小さな芽がついている、山形の飢饉を救ったウコギはなるほど毎年のように山ほど芽が出る生命力、これまで一回しか咲いた実績のない白の山吹もやはり生きていて芽がついた、葉牡丹はネコにくわれておわり、菊とかハイビスカスとかそのへんのやつもきっと生きているだろう、パセリは俺の大好物ともしらず健気に成長をはじめた、イチゴは適当にできるが全部アリが食べる、明日葉はめんどくさいからくわないのでやたらにふえてる、など。

トボ yoichi

2008年4月2日(水)

帰宅途中の電車の中で、ある光景に目をまるくしてしまいました。


ぽっちゃりとしたのコドモ(♀)が、薄汚れたリュックをしょって、お母さんと一緒に帰宅中。

コドモ: ママ、今日も鼻血、出しちゃったぁー。(少し、にやにやしながら)
母さん: もぅ・・ダメじゃない。あなた、粘膜が弱いんだから・・・。
      朝、顔を洗って鼻をキレイにしたら、あんまり触っちゃダメよ。
コドモ: うぅ〜ん。

――それから少しして 

     あぁ、ママぁ・・・暑いよぉ。あぁー暑い。。。

と、ここですかさず、コドモがリュックから小さなハンドタオルをごそごそととり出す。
そして、まるでオヤジの様に顔全体を拭きだしました。 
ひとしきり顔を拭き終わると、タオルを頭に。(ここは銭湯か?!)
すると、頭上のタオルの隅から、ほつれた糸が垂れ下がっていることに気付いたコドモ。
(この時、目はもちろん寄り目)
すかさず引きちぎって・・・なんと!むしゃむしゃ食べちゃいました!!何の迷いもなく!

えぇ゛――?!

トボ tomoko