2008年6月21日(土)

休日の村では自転車のりくらいしかすることなく、きみどりとベージュ二台連ねてやってきた村唯一の古民具屋、初めて開いてるのを見た!2,000円で下の美しい農具即買い。

2008年6月19日(木)

夕暮れあおい宿舎

2008年6月18日(水)

朝刊に、敬愛する多田富雄先生の短い文章がでているのを反射的に切り抜いて朝から気分が良い。すてきな部分を抜き出すとほとんど全部になるんだけど、曰く、

・雑学をしたことで、科学者としてどんなに役立ったか知れません。
・競争だけでなく、助け合って、より良い発見が出来る。こちらのほうが能率がいいに決まってます。
・このごろの若い科学者は何でも競争、あとから参入して成果の先っぽだけ横取りするのを何とも思っていない。
・そんな競争では、嫉妬と憎しみが残るだけです。
・いきおい成果主義と仁義なき戦いに走るだけです。やせ細った小粒の研究しか育たない。何より未来への夢がない。
・若い科学者は、小さな競争に現を抜かすだけでなく、独自のアイデアを引っさげて、世界の科学者のコミュニティーに参加する心がけが大切です。
・そのためにも自国の文化を知ることは必須です。

2008年6月11日(水)

昼休みの研究所内に『ジャガー』と『ランドローバー』の馬鹿でかいやつの売り込みが本気で行われ、ちかくのブティックでは、『自由が丘スタイル♪山の手マダムの普段着』と謳われる、鋭い文化レヴェルの村である。いやしくも研究者たるもの、だれかが作った『ジャガー』ブランドに乗り『山の手』公共イメージを頼って、週刊誌だかなんかで『勝ち組』に分類されることに、何ほどの魅力があろう。自信なるものを、テレビかなんかがつけた名前に照らして捏造したところで、良かろうが悪かろうが、そんなのはどのみち『他』信かまたは『テレビ』信か。“根拠のない自信”が云々いうバカもいるようだが自信に根拠もくそも本来ないわさ。花をやるのは、相も変らぬこういうのじゃない、真面目な生活をしたいだけですよ。

2008年6月10日(火)

先月から新聞を取り始めました。
「村にすみ始めて2年、一度も新聞の勧誘に来ないんだもん」と、よさんがふてくされながらも重い腰をあげて「アサヒガサンサンオハヨーサン」にかけたのです。

ある日自宅に戻ると、テーブルの上に「ぶらり茨城」が切り抜かれて置いてありました。
その翌日には、テーブル上に「きりぬき@」と書かれたノートが。よさん、切り抜き始めたんだね。

「きりぬき@」の表紙には、「ヤンキース戦の8回、内野安打を放つイチロー」の切り抜きがセロテープで貼られ、 その1頁目には「“キャラ立ち”Jポップ右翼より“おばさん的ネチネチ改革”を楽しめ 浅田彰」。 どういうきりぬきの始まりなのかな?と思いながらも、温かく見守っていたのでした。

しかし、事件発生。今月に入ったところで、なぜか新聞が届かなくなりました。「切り抜きができない・・・」と嘆きつぶやくよさん。
残念だけど、電話かければすぐ配達してくれると思うよ。アサヒガサンサン・・・。

2008年6月8日(日)

 木工のkonotami富井さんが信楽からたずねてきました。学生時代の研究室以来の友人ということだけど、いわゆる長い付き合い的な気がしないのはお互いに所在も考えかたもアップデートされているからか、新鮮に刺激をうけることができました。こう遠くてはめったにあわないけれども、こういう人がいるのはじつにいいものです。

 実家が酒屋であるのに普段酒を飲まない自分も昨日青山二郎だかの文を読んでいてそこに出てくるやつ等がいつでも飲んだくれてる様子に突如感心し、これから是非自分も常に飲んだくれようと決意していた矢先、彼九時台に寝ちまうのは早すぎでしたが。

2008年6月5日(木)

古い研究所のいいとこは、古いものをばかばかすてるところで、そういう拾い物で十分実験だってできるし、また、家具になったりもする。今日の収穫はさびさびのフック+ねじ。とてもきれいなかたちをしております。

2008年6月4日(水)

ニンゲンサマが食べた魚の残りに、食らいつきたくてしょうがないミチ。 手を出したら怒られるのがわかっているので、目をショボショボさせるまで見つめてます。 食い意地も、ここまで来ると動物の本能というものを見せ付けられている気がしてスゴイなぁと思うのですが、 ゴミ箱をあさるのだけはやめてもらいたいです。