2009年10月31日(土)

このあいだ、夜空を見上げながら1人とぼとぼ歩いていたら、オリオン座近くで、すぅっと星が流れた。 自分の目を信じられるほど視力は良くないので、目が疲れていたんだと思い込ませたのだけど、
次の日、オリオン座流星群の記事を目にして「おおっっっ!」とびっくり。幻なんかじゃなかったんだ。
それで夜に近くの山の上まで流星の群れを見に行った。
すでに山には老若男女が集まっていていて、「見えたー!」とか「あっ、流れ星!」とか・・・、叫んでる。
自分にも見えるものかと、ちょっとドキドキしながら目をこらしていると、 すーっ・・・  見えた見えた! それから2時間ほど、 サッ・・・ と控えめなのも、 きらーーッ-* と尾を引くのまで、ずいぶんたくさん。 まるで夢をみているようだった。山の夜空に10年分の流れ星を見たかも。 じぶんたちの世界と遠いお空の世界を感じる、いい秋夜だったので、流星の新聞を入口に貼りました。 誰かが見つめた富士山と流れ星。

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オリオン座流星群

2009年10月25日(日)

いろいろものをこわしたりわすれたりしているので、とうとう学生から俺がいるとせっかくうまくいっている実験も先行きあやしくなるから「かえって休んでください」と。運が悪いというときは、アタマがバカだから、普段は無意識で気づける些細な兆候を見落とすことだ、こういう時は、やすんだほうがいい。

日曜日は、好きなことをさせてくれるというので、竹橋、河口龍夫展、「言葉、時間、生命」。河口さんは学生のときには割と近くにいらっしゃったので覗きにいったりもした。展示はほんとにすばらしい。アタマと、連携する体に、相当な栄養が充填されていくのがわかる。理論からファンタジーへ抜けていくような構成の一番最後は新作「蜂がパイロットの偵察機」、完全に、やられた。  

関係や場は、花でもたいせつになる。よくある生け花展での奇妙な感じ、不思議なつまらなさというのは、花はそもそも関係のことなのに、それらすべてを断ち切って勝手にきれいな花だけがあるからなわけだ。そこでは、見るほうの居場所、存在意義がない。これがいけ花の誤解につながっているはもったいないことで、でも逆にこの辺に地味花の逆襲ポイントがあるようなきがする。それで、それはまた花にかぎったことではないようなきがする。

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2009年10月21日(水)

さまざまなものを壊した話。
今日はこわしました。実験装置ひとつ、甚八の急須。
道具を壊すやつは仕事の下手なやつだ。急須を壊すやつは、まあ、バカだ。
たいせつなものはこわしたくないものです。
徳島では壊れることをめげるといいます。他動詞では、めぐ。
祖母には、「それ、めがんといてよ」とよく言われました。 どうでもいいですが。
俺はへこんでいるのに、猫はひっくりかえってのんきなもんです。 やつあたりです。

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2009年10月18日(日)

わたしの好物は栗とチーズです。でも栗は秋しか食べられないし、チーズは相方が嫌いなので、どちらも滅多に食べられないのが残念です。

そんな私を思ってか、先日、相方が夜なべして渋皮煮をせっせと作ってくれました。
昔、姉に「子どもが産まれたら"栗雄"か"栗子"って名前にしたら?」とか、 知人に「"マロンくん"って名前にしたら?」とか言われたことがあります。まったく、適当な人たちです。 そういえば、桜と栗の木のある家に住むなんて夢を思い描いていた時期があったな。わたしも案外な適当な夢を持ったものです。 栗のウンチクは何も言えないし、栗料理のレパートリーは4つくらいしかないけど、住んでる集合住宅の敷地内に栗の木があることは自慢です。 最近狙っているのは、ダーテが持っていた、焼物の栗のストラップ。あれを絶対買いたいんです。

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渋皮煮

2009年10月11日(日)

朝ゴハンを食べにいったパン屋さんからの帰り道、自転車ですいっと走り出した瞬間、この上なく素晴らしい空気をしていました。 秋晴れ、休みの日の静けさ、澄んだ空気、秋草の匂い。 今日という日は、一年の中で一番わたしの好きな空気をしている!と気づいた途端、何もしなくても心の中に満ち満ちる幸福感! そんないい気分で、布団を干して部屋の掃除をして、仕事をして、お茶を飲んでいたら、 あっという間に「もう一年の中で一番好きな一日が終わってしまう」とひとり名残惜しく思ったのだけど、 黙々と栗ごはんを炊いて、豚汁を作って、お日様の香りのする布団でぐうぐう寝たのでした。

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2009年10月10日(土)

この3連休、再び乗鞍・上高地へ行こう!今ごろ紅葉なんて、もう言葉にならない美しさだろうよ!! と盛り上がっていたのに、相変わらず予定を立てるのが苦手なトボたち。 泊まりたかったお宿は当然取れず、キャンプするには急すぎるし仕事もあるし。そうこうしてたら体調が優れないかもしれない? そして最後に切ない相方の言葉「今回は諦めるか・・・」。 アァ、澄んだ鮮やかな紅葉の山はまだ私を呼び続けているのに、日本アルプス 乗鞍岳ハンケチ眺めながら仕事する連休です。

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乗鞍岳