2009年7月26日(日)

なんというか、アイデアというものがまったくわいてこないから、研究をまったく忘れて山にいくことにしました。近場で、那須岳。おもえば山なぞにいるほど非生産的、あんちシフォン主義なことはない。どんなにのぼって、おりてきたっても誰もほめない。登山者は、全員ロクデナシだとおもう。もとい、那須岳はらくなわりに景色がよい。山に包まれることができる。簡単に、小さい点になることができる。

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2009年7月22日(水)

公私共にお世話になっている Backe 晶子さんが9月に 教室本を出版されるそうで、今日は取材の同席させていただきました。 1年前位からじっくりと着実にこの計画が進んでいたことを聞いていたので、感慨深い。 取材は、テンポよくさくさく進んでいく。プロの仕事ってのも当然あるけど、晶子さん、編集者さん、ライターさん、 カメラマンさんの息が合っている証拠。すでに11件の教室取材を共にしたそうで、どうりで! どんな本になるか、楽しみです。 取材後は居酒屋へくりだし、気が付けば5時間半飲んでしまった。 日食は見えなかったけど、それに勝るとも劣らない刺激的な1日でした。

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Backe 晶子さん 教室本

2009年7月19日(日)

海の上の曇空、強風。小雨ぱらぱらなのに、夢のような大きな虹。振り返るとビルの向こうにギンギンギラギラな夕焼け。 ツッコミどころ満載の不思議な天気です。お笑い好きの友達はそんな今日、結婚式を挙げました。 どんなに綿密に計画しても、お天気ばっかりは人のチカラじゃどうにもできない。 彼女が数ヶ月間準備した頑張りに、お空も大盛り上がりだったってことかな!

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結婚式

2009年7月18日(土)

水戸芸術館で再び尊敬する高橋悠治さんの個展コンサートに行った、 これはチュウセンにあたったからで、それはけっこう本気で応募はがきをかいたからだ。 コンサートは、"なんかすごいことがなされた感"があって、強く残っている。 それは時間とともに、ある論理−それもちゃんと日本の場に足のついたもの−の構造が自己組織されていくのを共感する感じ、妻は横で、「チャクラが開くかと思った」となんかよくわからないことを言いだした。すさまじい、音楽。こんなコアな催しを3000円かそこらで、というか俺らはただで、見せてくれた水戸芸はなかなかやるので、カレーが思いのほか高くて食った後で 少し後悔の感があったことなどはほとんどどうでもよいことです。

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2009年7月16日(木)

研究室のゼミ合宿というやつで、那須に一泊二日。

男子9人で旅行となると、道中の9割以上は紙くずほどの価値もない馬鹿話だ。 栃木の町もそれに答えるようにくだらない名前のお店などが話題のねたを提供する。 なぞめいていたのが、「ホテルサンタマリア」で、添え字に「18の秘密」とある。 その看板の裏には、「ホテルサンモリッツ」で今度は「28の秘密」とある。意味がわからないが、どうでもいい。

男子9人で牧場などに立ちよっても、会話の9割以上はセロハンテープほどの価値もない馬鹿話だ。 牧場もそれに答えるような驚異的な仕組みになっている。看板には犬とふれ合えるとあったのだが、犬と触れ合うスペースがあって、犬はつれてこいということらしい。気球にも乗れるらしかったが、それはいまどう見ても完全にしぼんでたたまれている。乗馬コーナーに馬はいたが、肝心の受付に人がいない。牛乳を大量に売っている牧場ではあったが、牛が一頭しか見当たらないのも奇跡的だ。充実していたのが、ザリガニ釣り(時間無制限、つり放題)、だったが、さすがに客はない。栃木のやつが「だいたいこんなもんですよ」といった。

しかし森の中のコテージを借りて夕方スタートしたゼミはけっこう乙なもので、みなが延々と思い思いの報告をした。一人ではぜんぜんできないことが、みなではできるのかも、というカンショク、そんなのは当然のことだけれど、このように実感されてきたことはいままでなかった、しんしんとした夜。

下は本文とはまったく関係ない佐渡の写真。

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佐渡

2009年7月14日(火)

世の中は「仏像ガール」まできているらしい。「熊野ガール」の背中も見えてきている。 仏教人気はよいことですがこれはいつの時代も景気と絡んでいて栄枯盛衰。一方で俄然微妙になってゆく脳科学、そら養老、茂木氏らの適当な言説にそもそもの原因があるにしても、にしても、それを持ち上げるテレビや雑誌の人たちの無責任ぷりはどこまで遺憾なく発揮されたら終わるのでしょう。テレビや雑誌の人たちが、おれ勝ち組だやれ草食系だイタメシだといいながら、そういうことを極めててきとうにやっておられて、テレビや雑誌好きの善良な市民を科学の権威をもってお騙しになり、あとでどうせぽいとお捨てになるのは、ちょっとアレですね。これでは「熊野ガール」にはなかなかたどりつきません。

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2009年7月11日(土)

山が呼んでる。ヤッホー!今年こそ富士山に登ろう。

着付けを習うのに7年かかったけど、富士山は思い始めて5年です。今年なぜ登る気になったかって、 「あ、山が呼んでる!」って筑波山でぴーんと来たからです。

富士山に行くなら、機能的で、しかもかわいい、登山用品がほすぃ。

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COLUMBIA 上野樹里

2009年7月6日(月)

昨日ハソンケイスル高橋悠治サンガ室生犀星ノ絶筆「老いたる海老のうた」トイウ詩ニ音ヲツケタノヲ初演スルトイウノデ、築地デ安マグロ丼ヲクッテカラ浜離宮朝日ホール、ソコニハ、イカニモカワッタオッサンヤ若者達ガムラガッテ、オノボリサンニハ、ブンカ的ナ空気ガ、ドキドキシマス。演奏ハカナリ面白ク、コンナノハイマドキ世界レヴェルデモソウソウ聞ケナイダロウト、ウットリトシマシタ。演奏後、二人トモ頭ノ同ジトコロガ、イタイネトイイマシタ。実際、聴イテ頭ガ痛クナルクライデナイト音楽ハイケマセン。帰リガケニ、オジサンタチガ、「エビチャン、ヨカッタネエ」ト話シアッテイルノガ、マタヨカッタデス。

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2009年7月5日(日)

大安吉日、神棚びより♪ついに我が家に神棚を作りました。余っていた板の切れ端を 部屋の角にトントンと打ち付けただけなんですが、うん、いい感じ。おきつね様も喜んでいます。毎朝、お水をお供えして、神様とご挨拶です。 朝の神棚は、謙虚な気持ちで、前向きに1日を迎える、リズムをつくれるからいいで す。

べつに神棚じゃなくたって、ぬいぐるみのくまちゃんでも、その辺に植わってる木にでも、拝めば、いいのだけど、そこにいるんだかいないんだかよくわからない、けど きっといるんだろうなと思う神様のあいまいさが私にはちょうどいいのです。そんな訳で、神棚ガールになりました。

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2009年7月4日(土)

曇/雨の微妙な日にわざわざ筑波山に登ると種々の妖怪に出遇う。
今日の一匹目は、名前がわからない、黒いジャージをきて斜めがけかばんをしてずんぐりむっくりした若かりしころの弘法大師のような男で、いかにもどんくさそうな野郎だと思っていたら意外にすばしこくて、知らぬ間に消えたなとおもっていたら、われわれが頂上にたどり着かないうちに下ってきて「こんにちは」という。無害だが腹立たしい妖怪。
二匹目は、「ハミングバード」。キュートな女子3人組です。こんにちは、という声でわかるんだという(tさんが)。俺はなんだかよく意味がわかりませんが、そういう妖怪が出たという。
三匹目もよくわからない体育会系妖怪で、素足に明らかに安いサンダルをはいて、のぼっていく。この悪路でなぜ滑らないのか。それがこの妖怪の凄いところではないでしょうか。さらに帰り道、こいつがままちゃりでかえっているところを車で目撃。山を完全になめている妖怪。

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2009年7月3日(金)

先月の日記(6月15日 記)で、 相方が描いた変ないたずら書きの続きが見たいという奇特な方が2名もいらっしゃっいました。 たぶん、絵が好きとか、話が面白いとか、そういうことでなく、単純に途中で終わってしまって気持ちが悪いということだったんだと思います。 そこで僭越ながら続きをご披露したいと思います。 前回同様、くだらなさは7頁まで続きますので、(といっても実話通りなんですが。。)よっぽど暇な人じゃない限り、見ない方がいいと思います。それでは、「はじまり、はじまり!」

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tomosuke

2009年7月2日(木)

今日は楽しみにしていた健康診断。自転車で行きたかったので晴れを期待していたのに、生憎の小雨のこんちきしょー。。 「健康診断、あきらめようか・・・」とyさんにメールしたら、しぶしぶ車で送ってくれた!
昔から健康診断が好きだった。生きてるわたしが数字になるから。 自分の内側の世界で何かが起こってるってことも妙だわ。意図してないのに、勝手に進んでいる世界がとても不思議。 それに、あの場の空気もなんとも言えない。借りてきた猫がいっぱいいるように みんなほとんど無言で何を考えてるかわからないのだけど、 血を採るって時だけは、大の大人が目つぶって顔をそむけたりして、「あ、あの人、怖いんだ」とわかる瞬間がたまらない。
今日も喜び勇んで健診を受けたけど、ものの30分で終了。 特にどこにも異常はなく、知り合いに会うわけでもなく、ハプニングもなし。 そうして淡々と終わるのが一番いっか。身長は156.6cm。

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